長年愛用しているLedgerシリーズでしたが、先日、Ledger Nano S Plusを使ってLedger Live上でビットコインキャッシュとライトコインをBTCにスワップしようとしたところ、「デバイスが切断されました」と表示されてスワップができませんでした。MacやWindowsで試したり、他の通貨で試してみたりしましたが、結局原因は分からず、サポートに不具合を連絡して諦めました。
ちくた
来年の2025年は半減期後の上昇局面なので、いざという時のために、もう一台ハードウェアウォレットを用意しておこうと思い、Ledgerシリーズと並んで認知度が高いTrezorシリーズのTrezor Safe 3を購入しました。
Trezor Safe 3の値段
ちなみに、お値段はTrezor Safe 3のお値段は本体価格79ドル+送料30ドルで総額109ドルでした。日本円にすると約16,580円!(現在の為替1ドル=約152円)結構な出費です。送料を節約したかったので、Trezorの日本代理店にTrezor Safe 3があるか探してみましたが、2024年12月現在は取り扱いがなかったため、送料30ドルを覚悟してTrezor公式サイトで購入しました。
Trezorの初期設定
というわけで、まずはTrezorのセットアップを…。と意気込んで取り掛かりましたが、Trezor公式サイトからアプリ(Trezor Suite)をダウンロードして、チュートリアル通り進めたら、20分程度で初期設定が完了しました。
基本的には…
初期設定
- Trezor Suiteのインストール
- リカバリーフレーズをシートに書き写す
- PINコードを設定する
以上の3ステップで設定は終了です。Trezor Suiteのチュートリアルは日本語に対応しているので、その点も安心材料です。
ちなみに、僕はMac(M1)のAppleシリコンですが、問題なくTrezorを導入することができました。
リカバリーフレーズはシートも同封されているので、細心の注意を払って一字一句間違いがないように何度も確認しましょう。このリカバリーフレーズがないTrezor端末が故障した際に暗号資産を復元できません。つまりゴックス(全て失うこと)となります。
無事にTrezorの初期設定が終わりました。Trezor Suiteのダッシュボードが表示されれば完了です。
LedgerからTrezorに暗号資産を送る
続いて、LedgerからTrezorに暗号資産を送りたいと思います。今回送信するのは、ビットコインキャッシュとライトコインです。
まずはTrezor Suiteの受信ボタンからビットコインキャッシュとライトコインそれぞれの受信アドレスを表示します。アドレスはPC等のメモ帳にコピーしておきましょう。後で使います。
続いて、Ledger Liveから先ほどメモ帳にコピーしたそれぞれのアドレス宛にそれぞれの暗号資産を送信します。アドレスを間違えると資産は戻ってこないので、しっかりとアドレスを確認して送信しましょう。
送信後、しばらく待ってTrezor Suiteを確認すると、無事にLedgerからTrezorに暗号資産が送られていることを確認できました
ビットコインキャッシュも同じように作業してTrezorに資産を移動できました。
Trezorでのスワップテスト
Trezor SuiteにはLedger Liveと同様にスワップという機能があります。これは、いちいち暗号資産を取引所に送信することなく暗号資産同士を交換できる機能で、安全でとても便利な機能です。
今回Trezorでこのスワップを試してみました。ビットコインキャッシュとライトコインをBTCやETH、XRPにスワップてみましましたが、問題なく交換できました。当初の目的を果たせて良かったです。
最後にひとこと
Trezor Safe 3の導入は想像以上に簡単でした。既にLedgerなどのハードウェアウォレットを使用している人なら問題なく使うことができると思います。今回は、一部の通貨でLedgerのスワップができなかったことを理由にTrezorを購入しましたが、リスク管理の観点からハードウェアウォレットの2本持ちは理にかなっている気がします。近いうちにTrezor Suiteでのスワップも試してみたいと思います。