2025年のS&P500の最高値予想と昨日の米国株の大幅下落について|個人の備忘録

貯金のほとんどをS&P500と暗号資産に投資しているちくたです。

昨日の2024年12月18日(日本時間19日明け方)の米国株は、FRBが2025年の利下げペースを3.4から3.9に鈍化させた影響で久々の大きな下げがきました。

FOMC金利引き下げ-追加利下げにはインフレ進展必要と議長|Bloomberg

2025年の利下げ想定を1.0から0.5となり、通常利下げは0.25ポイントづつ行われるので、利下げ回数は4回から2回にタカ派修正されました。

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このFRBのタカ派発言の影響を受けて、暗号資産も軒並み下落しました。「FRBの政策は暗号資産に影響ない」という人がいますが、やはり経済はつながっているのか、上昇基調を維持することはできませんでした。

暗号資産ETFの開始や大手企業や国家によるBTCの備蓄の流れが高まりを見せている今、FRBの政策は暗号資産市場でも影響力を増していることは否めないでしょう。

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一方、日本時間の2024年12月19日には日銀の政策決定会合も行われ、利上げなしの現在の金利維持が決定しました。

日銀が金融政策の維持決定、植田総裁のハト派的発言受けて円安加速|Bloomberg

これにより一気に157円超えの円安が加速しました。生活の面からいくと過度な円安は痛いところですが、米国株安と円高のダブルパンチは避けられた形となりました。

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となぁ、色々と大変だった昨日ですが、ここでもう一度2025年の米国株の展望を確認しておきたいと思われます。

ヤルデニ氏「アニマルスピリッツ復活」S&P500種1万が視野に|Bloomberg

僕が信頼してフォローしているアナリストのヤルデニ氏の予想によるとは…

  • 2024年のS&P500は6100ドル
  • 2025年のS&P500は7000ドル
  • 2026年のS&P500は8000ドル
  • 2027年のS&P500は?
  • 2028年のS&P500は?
  • 2029年末までにS&P500は1万ドル

2024年のS&P500を6000ドルとすると、2029年末までのS&P500の上値余地は約66%となります。

さらにウクライナとロシアの戦争と中東の紛争が解決すれば、上昇基調はさらに勢いを増すとも言っています。

2023年と2024年は2年連続で35%以上づつ上昇したことを考えると、2029年にS&P500が1万を付けるという予想は、そんなにぶっ飛んだ話ではないことが分かります。

ただし、2年連続で大幅に上昇したことを考えると2025年の最高値は初年来から10~20%くらいになるのではないかと勝手に予想しています。

あと日本のS&P500ホルダーにとって重要なのが為替を左右する日銀の政策ですが。

2024年10月13日の植田総裁の発言によると、「米国経済の下振れリスクが大きい状況では利上げは難しく…」とのことなので、2025年の利上げ回数はそれほど多くないと予想できます。(サプライズもあり得ますが…)

以上のことを考えると、昨日のS&P500の下げはそれほど悲観することでもなく、良い買い場になった可能性があります。

ちくた

年末年始にかけて市場は落ち着きを取り戻すと考えられるので、握力を大にして米国株を応援したいです。

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