色々なFIREのスタイルを解説|金持ちFIRE・貧乏FIRE・サイドFIREそれぞれの難易度と達成金額を徹底解説

ちくた

今日は、「そもそもFIREって何だっけ?」ということを簡単に復習した上で、FIREにも色々な種類があることを、皆さんに知って欲しいと思います。

FIREとは?
誰もが憧れる夢のような生活

FIREとは、「Financial Independence, Retire Early.(ファイナンシャル・インディペンデンス・リタイア・アーリー)」の略で、

FIREとは?

  • 経済的自立
  • 早期リタイア

という意味の言葉です。

具体的には、年齢が若い段階で、

これがFIRE!

  • 仕事はせずに株式投資の不労所得で暮らしていく
  • 一生暮らせるだけの資産を築いて仕事をリタイアする

といった考え方です。

まさに人間関係に悩みながら、毎日のように会社と自宅を往復している社会人にとっては、一度は憧れる夢のような生活です。

そんなFIREにも、現段階でいくつかの種類があります。難易度が高い順にあげると、

FIREの種類

  • 完全系金持ちFIRE(リッチFIRE)
  • 完全系貧乏FIRE(プアFIRE)
  • サイドFIRE

というものがあります。

FIREにも色々な種類があるんだね!

そうなんです〜!ってキミだれ?

赤フレームのサングラスがトレードマークの「おちゃめ」だよ。よろしく!

完全系リッチFIREと
完全系プアFIREの違い

次に、完全系金持ちFIRE(リッチFIRE)と、完全系貧乏FIRE(プアFIRE)の違いについては説明します。

  • プアFIREは、ずっと節約を意識しながら平穏な生活をおくるスタイル
  • リッチFIREは、節約はあまり意識せずに旅行や趣味をアクティブに楽しみながら生活するスタイル

です。

どちらにしろ完全系に分類されるので、一切、仕事を持つことないライフスタイルです。イメージ的には、若くして老後生活を送るスタイルで、プアFIREは一般的な老後生活、リッチFIREは裕福な老後生活です。

どちらを目指すかは、その人の考え方次第ですが、リッチFIREのハードルはかなり高く、超富裕層か富裕層にならなければ達成できない最高難易度のFIREです。

世帯ごとの資産割合

階層別にみた日本人世帯の保有資産

とはいえ、プアFIREなら簡単かと言えば、そうではありません。プアFIREであっても、サイドビジネスを持たない場合、資産7,000万円から1億円は必要になります。

上のグループでいうところの準富裕層に辿り着く必要があります。

前回の記事でも書きましたが、僕は、貯金300万円のマス層からスタートして、10年で準富裕層に辿り着きました。暗い話が中心の記事ですが、興味がある方は、下の記事も読んでみてください。

完全系FIREのゴールは?
必要な資産は年収の25年分って…

一般的なFIREは、「年収の25年分の資産を築く」ことで達成できます。資産の取り崩しには、4%ルールという鉄板の方法あり、これは4%までなら毎年資産を取り崩しても、資産が減らずにずっと生活を維持できるというものです。

仮にFIRE後の生活費が年間400万円なら

1億円 × 4% = 400万円

上の計算から、1億円の資産があれば完全系FIREを達成することができます。

仮にFIRE後の生活費が年間300万円なら

7500万円 × 4% = 300万円

上の計算から、7500万円の資産があれば完全系FIREを実現することができます。

完全系FIREのゴールは?

  • 経済的自立 = 年収の25年分の資産を築く
  • 早期リタイア = 築いた資産を年4%で取り崩す

年4%づつなら築いた資産を取り崩しても減る可能性は低いです。でも、絶対減らないというわけではないので、資産運用は計画的に。

その通りなんだけど、キミはいったい?

サングラスが大嫌いな「ものしり」という者です。今後、たくさん登場するので、よろしくお願いします。

頭良さそうなの来た。僕の出番がなくなりそう…。

完全系FIREの道のり!
毎月の積立額と将来の資産推移予想

続いて、完全系FIREを実現するまでに必要は月々の積立金額を見ていきましょう。ざっくりと表にすると以下の通りです。

年利6%の場合

毎月の積立 3万円 5万円 10万円 15万円 20万円 25万円 30万円 35万円
3年後 118万 197万 393万 590万 787万 983万 1,180万 1,377万
6年後 259万 432万 864万 1,296万 1,728万 2,160万 2,592万 3,024万
9年後 428万 714万 1,427万 2,141万 2,855万 3,569万 4,282万 4,996万
12年後 631万 1,051万 2,102万 3,152万 4,203万 5,254万 6,305万 7,355万
15年後 873万 1,454万 2,908万 4,362万 5,816万 7,271万 8,725万 1億179万
18年後 1,162万 1,937万 3,874万 5,810万 7,747万 9,684万 1億1,621万 1億3,557万
21年後 1,509万 2,514万 5,029万 7,543万 1億58万 1億2,572万 1億5,086万 1億7,601万
24年後 1,923万 3,206万 6,411万 9,617万 1億2,822万 1億6,028万 1億9,234万 2億2,439万
27年後 2,420万 4,033万 8,066万 1億2,098万 1億6,131万 2億164万 2億4,196万 2億8,229万
30年後 3,014万 5,023万 1億45万 1億5,068万 2億90万 2億5,113万 3億136万 3億5,158万

完全系FIRE(プア)には、最低でも7,000万円から8,000万円の資産が必要になります。それを考慮した上で、少し解説すると、

  • 毎月3万円の積立の場合、30年経っても完全系FIREは達成できません。
  • 毎月5万円の積立の場合も同様で、完全系FIREを達成することは出来ません。
  • 毎月10万円の積立を27年続けることで、ようやく完全系FIREの最低条件である7,000万円を超えることができます。
  • 毎月15万円の積立なら21年で、完全系FIREを達成することができます。
  • 毎月20万円の積立なら18年で、完全系FIREを達成することができます。
  • 毎月25万円の積立なら15年で、完全系FIREを達成することができます。
  • 毎月30万円の積立なら15年弱で、完全系FIREを達成することができます。
  • 毎月35万円の積立なら12年で、完全系FIREを達成することができます。

リッチFIREの条件である超富裕層か富裕層になるためには、並の努力では達成することができないことが分かります。

つまり、普通にサラリーマンをしながら、コツコツと完全系FIREを成し遂げるなんてのは、かなり無理がある話なんです。

サラリーマンの本業1本で完全系FIREを実現できるのは、年収1200万円以上クラスのほんの一握りの人たちだけで、僕のように会社を転々としてきた社会不適合者がいくら頑張って会社にしがみついても到底実現不可能な数字です。

だから会社で出世して給料を上げるとか、残業を頑張って年収を上げるなんていう普通の方法でFIREを達成するのは無理です。人生は限りがあるので、時間を無駄にしないよう別のアプローチでFIREを目指す必要があります。

それが、僕が激推しするサイドビジネス(副業)を持ちながらFIREするサイドFIREです!

実際に月々の積立額を具体的に見てみると、完全系FIREの厳しさがよく分かりますね。

オイラなら、上の表を見た瞬間に諦めるけどな〜。でも、サイドFIREなら「ちくた」にも出来たんだから行けそうだね!

サイドFIREのメリット!
サイドFIREが最強である理由

はっきりと言ってしまえば、FIREの中で最もハードルが低いのがサイドFIREです。サイドFIREとは、サイドビジネス+FIREのことで、自分の好きな仕事や副業でお金を稼ぎながら、足りない分は金融資産から取り崩すスタイルです。

もし、安定したサイドビジネスと副業があるなら、アッパーマス層(3,000万から5,000万)に辿り着かなくても、資産2,000万円くらいあれば実現可能です。

個人的には、サイドFIREが生活面でもメンタル面でも最強だと思うので、ちくた流サイドFIREでは、目標が高すぎる完全系FIREを目指すのではなく、実現可能性の高いサイドFIREを目指す方法を中心に、次回以降、より詳しく解説していきたいと思います。

サイドFIREが最強の理由

  • FIREの中でも実現可能性が最も高い
  • 継続する力さえあれば、多くの人が達成できる
  • 好きな仕事+大きな資産で、最強のメンタルが手に入る
  • 完全系FIREとは違い人生の刺激が大きい

ちくた

会社でメンタルを病んで、職を転々としてきた僕でもサイドFIREできたので、やり方さえ間違えなければ、きっとあなたもサイドFIREできるはずです。諦めないで!

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